まさか!?ツーリング中のハプニングと感謝

 記念すべき初投稿は、先日のバイクツーリング中に起きた出来事についてお話したいと思います。

 その日、私は札幌から函館までの二泊三日のバイクツーリングに出かけていた初日でした。札幌の自宅を出発し、途中長万部で昼食を済ませ、七飯町にある山川牧場に立ち寄りました。

この写真を撮った直後まさかの出来事に気づきます…

 暑い日だったので、ソフトクリームを食べて木陰で涼みバイクのもとに戻りました。バイクを動かすのも久しぶりなので、一応今の状態でも確認しておくか、と何気なくバイクの周りをグルっと見たときでした。一瞬違和感を感じ、その正体がすぐに分かりました。何とナンバープレートがなくなっていたのです!?出発前にはあったから走行中に外れてしまったのかとあれこれ考えましたが、状況がうまく呑み込めず、数分固まっていました。その後少し冷静になり周りを見渡してみましたが、やはりどこにもナンバーは見当たりませんでした。
 このあとどうしたらよいか全く見当もつきませんでしたが、まずは警察に連絡してみることにしました。ひとまず紛失届は受理してくれましたが、肝心のその後どうしたらよいかについては、「警察としてはナンバーがない以上公道の走行は禁止としか言えない」との回答でした。
 一瞬レッカーが頭をよぎりましたが、自宅から200km以上離れているためロードサービスの対象外でした。何とか糸口を見つけようと対応してくれた警察署の方にダメもとで聞いてみたところ、「運輸支局で対応しているかもしれない」とのことでした。
 さっそく函館にある運輸支局に連絡して事情を説明したところ、仮ナンバーの貸出しができるとのことでした。ただ、安心したのも束の間、現在地から公共交通機関を利用して函館運輸支局へ行くにはアクセスが悪く、閉庁時間までに間に合わない可能性が大でした。半分あきらめていると、運輸支局の担当者の方が、「実は仮ナンバーの貸出しは、自治体でもやっていますよ」と教えてくれました。そこで現在地から一番近い北斗市役所を紹介してもらいました。
 この時点で自分自身も精神的に疲れていて、さらにこの時間から役所に連絡するのはあまり良い対応はされないだろうなと思い、あまり気分が乗らないものでした。ただ、そうも言っていられないので、電話したところ、一瞬担当者の方も状況を飲み込むまでに時間がかかっている様子でしたが、「大丈夫ですよ、今から来てください」と快く返事をしてくれました。この言葉に元気をもらった私はさっそく列車とバスを利用して北斗市役所に向かうことにしました。

 北斗市役所に到着したのは16時半頃、手続きが終了したのは17時半近くでしたが、対応してくれた担当者の方は「大変だったね」と温かい言葉をかけてくれました。相手にとっては特別なことではないかもしれませんが、このときの私にとってはとてもありがたい言葉でした。しかも、本来であれば仮ナンバーの使用期限は札幌に帰るまでの最低限の期間になるため、当日もしくは翌日までになるところでしたが、函館までツーリングに来た事情を察してくれたのか、翌々日までの使用を認めてくれました。もちろん大きな声で言えることではありませんが、このことも本当にありがたかったです。私はこれまで北斗市にはほとんど関わりはありませんでしたが、今回の件ですごく好きになりました(笑)

 その後は、天気にも恵まれ当初の予定どおり函館市内を中心にまわることができました。その間ラッキーピエロには三回も立ち寄ってしまいました(笑)。また、今回のツーリングで印象的な風景は城岱牧場展望台でしたが、もしあのとき北斗市役所の方が対応してくれなければ、この景色を見ることもできなかったと思うと感謝しかありません。

奥に見えるのは函館山

 帰宅後、感謝は行動で表せねばと、前々から興味のあったふるさと納税を今回はじめて北斗市役所で行うことにしました。「トラピストバター」という日本では数少ない乳酸菌による発酵バターだそうです。評判も良いようで届くのが今から楽しみです。
 このたびはほんとうにありがとうございました!

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